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預貯金だけに頼り続けますか?

経済が右肩上がりに成長していた時代には、投資のことなど考えなくても銀行に預けておけばお金が殖えていきました。
しかし、現在の低金利では銀行に預けておいても一向に殖えていきません。
それでも、資産が殖えていっている人はいます。近年の株ブームで儲けている人もいます。
ここでは、株などで儲かる話をするつもりはありませんが、「難しそう」とか「なんか損しそう」という理由でかたづけてしまうのはもったいないと思います。
預貯金だけを頼るのではなく、他の方法も検討したほうがいい理由を2つお話します。

長生きのリスクに備える

1つ目は長生きのリスクです。65歳まで無事長生きすると男性の平均余命は約83歳(あと18年)。女性は約88歳(あと23年)です。
平均余命までと考えると23年分の生活費を用意しなければいけません。

生命保険文化センターの生活保障に関する調査によると、夫婦二人でセカンドライフを送るのに必要な生活費は月約24万かかるとのことです。

厚生労働省が試算するモデル世帯(夫、会社員 平均年収560万 公的年金40年加入(妻、専業主婦)だと月約23万もらえるのでほぼ年金で生活できるわけですが、同調査で、趣味を楽しんだり、旅行をしたりと、ゆとりあるセカンドライフを送るには月約38万かかるそうです。

自分のことだけでなく、孫からいいおじちゃん、おばあちゃんと思われるには何かとお金がかかりますよね。

ゆとりあるセカンドライフを送るには、公的年金とは別に毎月約15万を用意しなければいけませんが、退職金や企業年金で賄うことができますか。

インフレリスクに備える

2つ目にインフレ(モノやサービスの価格が継続的に上昇すること)リスクです。将来の安心を確保するためにはインフレリスクにも注意しなければいけません。

消費者物価指数をみると、昭和40年代と比べて約4倍上がっています。
特に、1974年には消費者物価が23%上昇して、お金で買える物の価値が一年間で約4分の1も目減りをし、預貯金だけ資産を保有していた人は大きなダメージを受けました。

具体的な例でお話しますと、インフレ率が2%(日本の過去30年間のインフレ率の平均は約3.8%)で今後10年間推移した場合、100万円で買えたものが10年後には120万円になります。金利0.3%の預金で100万円を10年預けても103万円にしかなりません。お金は増えてもお金の価値は下がっていますよね。
ただ銀行に預けているだけだと、物価の上昇に合わせて、お金が増えるどころか資産が目減りしていくかもしれません。

確定拠出年金(401k)は投資で運用を!

確定拠出年金は国民年金や既存の企業年金に加え、新たな選択肢として公的年金に上乗せされる制度で、自己責任で退職金を運用しなければいけません。

この制度を導入した会社では説明会があって、いきなり預金か投資かの選択を迫られるわけで、投資はこわいから預金や元本確保型を選んでそのままにしていませんか。

実は、預金や元本確保型も低金利の時代にはこわい商品になります。

なぜなら、利息がついてお金が増えたり、元本が戻ってきたとしても、将来のインフレによっては実質的な価値は目減りしてしまうからです。

以前でしたら、預貯金だけでも複利で10年くらいたつと元利の合計で倍近くなるような高金利の時代がありましたが、こういう時代がまたくると期待するのは難しいように思います。

定年まで長い時間がある方は是非、投資信託での運用をおすすめします。

投資の勉強をするのとしないのとではおそらく老後の生活に差がでるでしょう。